自動化、省力化とは?
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はじめに
工場の生産活動において、今の生産方法は十分なのだろうか、改善できることはないか、品質は大丈夫だろうか、また人手不足などを背景に、 自動化・省力化が企業課題となっていると思います。生産性の向上には、生産ラインに最適な人数を当て、人手不足のところにロボットを採用するなど、生産の最適化や 最先端技術の活用が必要になると思います。まず、何からはじめるべきかを検討し様々な問題・悩みを解決する必要があります。
はじめての自動化・省力化の悩み
・どの工程を自動化できるのか
・大きな規模になるとコストがかかる
・どこのメーカーの装置を使えば効率的か
・簡単な作業を部分的に自動化したい
・慢性的な人手不足を解消したい
解決ポイント
小さなステップとして、ロボットや自動化設備に置き換えやすい単純作業へ導入を進めることが重要になります。
部分的導入のメリット
・投資リスクを軽減
・低コスト、短納期
・取り入れやすい
導入により得られる価値
・生産性の向上による売上アップ
・ヒューマンエラー(人的ミス)を軽減
・生産速度や品質の安定化
・製品や設備データの可視化
・人件費のコストダウン
・人手不足の解消
2020年、新型コロナウイルスの世界的流行を背景に、工場内の3密(密閉・密集・密接)における感染リスクを抑制するため、また深刻化する人手不足や人件費の削減を目的に、工場の自動化(FA)、省力化を進める企業が増えています。FAとは、工場における生産の自動化を図ることで、これまで人が行っていた作業を無人化するシステムです。また、第四次産業革命の改進により、IoTなどの最新技術を用いて自動化を進めていくことがこれからの課題となっています。
自動化、省力化の一般事例

1.自動化前
自動化前では、部品Aと部品Bをそれぞれの作業員が部品を組み込みして専門の作業員が組立作業をします。
2.半自動化
半自動化では、組立作業を自動組立機で行い、AとBの運搬は半自動前と同じであるが、組立作業員1人の削減と組立工程時間の短縮、品質の安定が期待できます。省力化とは、作業を見直し作業効率を上げる為に無駄な作業をなくすことを示す。
3.完全自動化
完全自動化ではAとBの運搬・組み込みも自動化しています。さらに作業員2人の削減出来ています。自動化とは、人の手で行っていた作業を機械に置き換えることを示します。
部分的に単純作業を置き換え
例.作業者による流れ作業の場合
要因 | リスク | 改善策 | |
---|---|---|---|
共通 | ・作業者の体調や雰囲気、作業スピードによる品質のばらつき ・慢性的な人手不足 |
・ヒューマンエラー ・生産性の低下 |
・自動組立機 ・省力化機械 自動組立機の開発を進めております。 |
組付け・組立 | ・組立精度、品質のばらつき | ・精度、品質の低下 | ・ロボシリンダー ・スカラロボット ・センサー |
目視外観検査 | ・良品、不具合品の判定基準のばらつき ・作業時間のムラ |
・品質の低下 ・生産速度の低下 |
・画像検査装置 ・NG排出 ・画像検査装置 |
梱包積荷作業 | ・積み方のズレや荷崩れ | ・作業員の労災 | ・パレタイズシステム |